<謹告>
主催:JABM・日本ボンド磁性材料協会(旧・日本ボンド磁石工業協会)
2018 JABM 新春公開セミナー 『日本で発明された磁性材料およびその事業化に関する秘話』
JABM協会恒例の新春公開セミナーでは、新春にあたり新戦略を勘考される際の、ヒントになる情報を発信したいと考えています。今回は日本で発明された2件の重要な磁性材料についての秘話を話して頂くことになりました。是非皆さんに聞いて頂きたいと思います。
本セミナーでお二人の講師から発明と特許、研究開発と事業化についてその考え方を学び、今後のお仕事にご参考にしていただければ幸いです。経営責任者の皆様のみならず、将来を担う若手の方も勉強と人脈づくりを兼ねてご遠慮なく参加してください。
日時:2018年1月12日(金)講演会:14:00〜15:50賀詞交歓会:16:00〜17:45
場所:ホテルラングウッド(JR日暮里駅南口徒歩2分)☎03-3803-1234地図:http://www.hotellungwood.com/access
参加費:会員:無料、非会員:5,000円(賀詞交歓会・会食代を含む)申込:http://jabm.la.coocan.jp/registration_seminar_jp.html
プログラム総合進行JABM企画委員⻑⻑屋大輔(愛知製鋼(株))開会挨拶JABM会⻑芳賀美次(アクテム代表)
14:00〜14:55
岡本明氏 (公益財団法人加藤科学振興会理事・事務局⻑)
「フェライト産業発展とその裏での本当の発明者の無念」
フェライトは1930年に発明され、驚異的な発展を遂げ87年後の現在でもいろいろな使われ方で活躍している。そのフェライトは東工大に於いて加藤与五郎、武井武両博士により発明され、1935年に創立された東京電気化学工業(現TDK株式会社)が工業化したことについて、日本に於いては周知の事実であったが、日本を除く世界では、戦後、⻑期に亘りフェライトはオランダのフィリップス社が発明したと認識されていた。これを覆すため、IEEEマイルストーンへの登録申請を行い、審査の結果、2009年に登録となり、フェライトの発明に対する世界の認識を変えることができた。今回は、なぜこんな事態になってしまったのかの経緯を含め、反省と今後の日本産業の将来に対する問題提起をしてみたい。
14:55〜15:50
岡本篤樹氏 (元日立金属、技師⻑)
「社会を変えた強力磁石の発明・事業化物語」
1982年、佐川眞人氏が富士通を退社して住友特殊金属に入社し、その3ヶ月後にサマリウムコバルト磁石を超える磁気エネルギー積を持ったネオジム・鉄・ホウ素永久磁石が発明された。1)佐川氏がその組成比を見つける過程、2)佐川氏を採用し、事業化を進めた社⻑の経営判断、3)その発明を商品に仕上げ、社会を変えた技術者達の働きを紹介する。
16:00〜17:45
賀詞交歓会
6F彩林
以上