JABM 協会恒例の新春公開セミナーでは、磁性材料に拘ることなく興味あるテーマを選んで紹介しています。今回は、出川 通(工学博士)に、「江戸時代のハイテク・イノベーターたちの肖像」と題してご講演頂きます。 講師は、早稲田大学・東北大学・香川大学・島根大学・大分大学などで客員教授を歴任されました。また、NPO 活動にて日本の中堅技術者ととともに 10 年以上、江戸時代の優れた技術者と技術内容を追いかけ てきました。その内容は大学や高校の教養課程や専門課程では学ばない想定外に素晴らしいものです。本セミナーでは時間が限られているためその一部を紹介して頂きます。江戸時代の技術者の素晴らしい活躍を 再確認する機会になればと思っています。
なお、関連図書もお持ち頂きご紹介頂けるとのことです。
多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
参加費:会員:無料 非会員:5,000 円 学生:無料
プログラム
15:30~17:00
総合進行:JABM 企画委員長 長屋 大輔 (愛知製鋼 ( 株 ))
開会挨拶: JABM 会長 有泉 豊徳 (東英工業 ( 株 ))
講 師:出川 通 氏
( 株 ) テクノ・インテグレーション 代表取締役
『江戸時代のハイテク・イノベーターたちの肖像
―特にエレキテル3人衆(源内、宗吉、象山)を中心にしてー』
江戸時代の科学技術の蓄積なくしては明治維新もその後の日本の発展もなかったのは周知のことである。 江戸の技術発展は、 和学 + 漢学 + 洋学 ( 江戸後期 ) に融合したものになっており、実際は近代日本の発展の基礎となった。この流れを江戸中後期 (1720-1850 年代 ) に活躍した人物をベースに総合的に俯敢する。 特にエレキ テル 3人衆といわれる「平 賀源内」「橋本宗吉」「佐久間象山」それぞれの人物像と、技術の側面、イノベーターの側面を比較検討する。またエレキテルという共通点をベースにして技術の展開をわかりやすく紹介する。